Superdry Memorandom :-p

旧「superdry memorandum :-D」です

ADK (Android Open Accessory Development Kit) のデモアプリの動かし方

Google I/O行って、ADKAndroid Open Accessory Development Kit)を貰ってきました。さっそくサンプルDemokitを動かしてみたので、Mac上での動かし方のメモを残しておきます。ココを見ながらやりました(2011年5月20日時点)。変な表現などあればご指摘ください。

(2011年5月21日追記。もらいたての場合、ファームウェアは既に書き込んであるため、手順3〜5は省略できます。@zaki50さんに教えていただきました!)
(2011年5月25日追記。ファームウェア焼かないとタッチセンサーが効かないです。手順を省略せずにファームも書き込むことをお勧めします)

大まかな手順

1. Auduinoのソフトウェアをダウンロード&インストール
2. ADKパッケージをダウンロード&解凍
3. CapSenseライブラリをダウンロード&解凍
4. Arduinoのappファイルの中に、ADKパッケージの中のファイルをコピー
5. ADKボードへファームウェアを書き込み
6. AndoridへDemokitのインストール
7. ケーブルの接続とDemokitの操作

1. Auduinoのソフトウェアをダウンロード&インストール

ココからMacOS用のイメージをダウンロードしてください。ダブルクリックすると以下のウィンドウが開きます。

Arduino.appをアプリケーションフォルダにコピーしてください。その後、FTDI USB Serial Driver(FTDIUSBSerialDriver_xxxx.mpkg)もダブルクリックしてインストールしてください。

2. ADKパッケージをダウンロード&解凍

ココADKパッケージがzip形式でおいてあるので、このzipファイルをダウンロードし解凍してください。解凍すると以下の3つのフォルダがあるはずです。

3. CapSenseライブラリをダウンロード&解凍

CapSenseライブラリをココからダウンロードし解凍してください。現時点ではファイル名は「CapacitiveSense003.zip」となっています。解凍すると以下の2つのファイルと1つのフォルダがあるはずです。

  • ファイル
    • CapSense.cpp
    • CapSense.h
  • フォルダ
    • CapSenseSketch

4. Arduinoのappファイルの中に、ADKパッケージの中のファイルをコピー

まずAuduino.appを右クリックし、「パッケージの中身を表示」を選択します。そして以下のADKパッケージの中にある2つのフォルダを、Auduino.appのパッケージの中のContents/Resources/Java/librariesの下にフォルダごとコピーします。

また、Contents/Resources/Java/librariesの下にCapSenseというフォルダを新規作成します。そしてCapSenseフォルダの中に、以下のCapSenseライブラリの2つのファイルをコピーします。

    • CapSense.cpp
    • CapSense.h

Contents/Resources/Java/librariesの下に以下の3つのフォルダができているはずです。

    • AndroidAccessory
    • USB_Host_Shield
    • CapSense.

5. ADKボードへファームウェアを書き込み

この状態でmicroUSB ー USB-Aケーブルで自分のMacADKボードを接続します。Arduinoを起動します。起動したら、以下の設定を行います。

  • ボードの指定(Tools > Board > Arduino Mega 2560 を選択)
  • シリアルポートをUSBに設定(Tools > Serial Port > dev/tty.usbserial-xxxxx を選択)

次にファームウェアのコードをArduinoソフトウェアから開きます(File > Open を選択し、firmware/demokit/demokit.pdeを選択)。そうすると以下の画像のようになります。

Sketch > Compile/Verif を選択しエラーが起きないことを確認します。

File > Upload to I/O Board を選択し、Arduinoのボードにファームを書き込みます。うまく行ったら、以下の画像のように「Done uploading.」と表示されます。


6. AndoridへDemokitのインストール

(以下は、Androidのシステムのバージョンが2.3.4の前提です)

Eclipseの「Android SDK and ADV Maneger」からアドオンライブラリ「Google APIs by Google Inc., Android API Level 10 revision 2」をインストールしてください。インストールしたら以下のようになってるはずです。

DemoKitのサンプルプロジェクトを以下の手順でインポートします。

    • File > New > Project...をクリックし、Android > Android Projectを選択
    • プロジェクト名にDemoKitと入力
    • Create project from existing sourceを選択し、ADKパッケージの「app」フォルダを選択
    • ビルドターゲットには「Google APIs (Platform 2.3.3, API Level 10)」を指定
    • Finishをクリック

こうして取り込んだDemokitプロジェクトをビルドし、2.3.4が載っているAndroidにインストールします。

7. ケーブルの接続とDemokitの操作

Android端末からDemokitアプリを起動します。起動すると以下のような画面が表示されます。

2本のmicroUSB ー USB-Aケーブルで以下のようにつなぎます。

接続すると以下のようなダイアログが出るので「OK」を押します。

すると、こんな感じにArduinoボードのセンサの値や、Arduinoボード上のLEDが光らせたりすることができます。